2017年1月18日水曜日

[バクジョンベの韓国料理の誕生]ソウルでソルロンタンを売らなければ「コルノンコルノン」ある食堂だった

バクジョンベ料理コラムニスト・「食べ物江山」著者
入力:2014.11.05 00:34

[10]ソルロンタン


ソルロンタンが言及された最古の記録は1809年に書かれた「閨閤叢書」の中で「忠州禁府前シャルノンタン」である<写真>。ソウルの食べ物として知られているソルロンタンが忠清北道忠州禁府前名物に記録されたのは、19世紀全国に市場が活性化され、市場の食品にぴったり合うソルロンタンも全国的に広がったからである。

ソルロンタンの起源と語源は多様である。このうち最も多く議論される「先農壇起源説」は1940年使われた「朝鮮料理学」が最も古い根拠記録として知られていた。しかし、筆者が最近確認した結果、これより3年早い1937年10月22日付の「毎日新報」にも先農壇起源説を裏付ける記事が掲載されている。

モンゴル語で「肉のゆで水」を意味する「シュルル(シュル)」が音韻変化を経て、「설렁」になったという説(1768年蒙語類解)、開城人薛鈴が高麗滅亡後漢陽に移住し湯飯商売をしながら、彼の名前に설렁は由来したという説(1954年8月29日京郷新聞)、日本の吏読専門家鮎貝房之進が主張した「ソルノンは吏読で雜という意味」という説などもある。カナダの宣教師ゲイルが1897年に発行した「韓英字典」はソルロンタンを牛のすべての部位ではなく、「a stew of beef intestines(牛の内蔵で煮込んだ局)」で説明されていることもある。

ソルロンタン表記も「ショルロンタン」「ショルノンタン」「ソルノンタン」「ソルニョンタン」「ソルノンタン(雪濃湯)」「ソルノンタン(設農湯)」など1950年代まで統一されず、使用されている。しかし、「ソルロンタンとすればソウルに基づいて付く。これだけソルロンタンは、ソウルの名物である。ソルロンタンを売らない店はコルノンコルノンした飲食店である(1920年8月11日東亜日報)」と思われるほど確かなソウルの食べ物だった。

ソルロンタンの全盛期は日帝強佔期であった。1920年、ソウル内外に25カ所(1920年10月8日の毎日新報)程度であったソルロンタン家は1924年に100箇所(1924年6月28日、東亜日報・京城府財務当局調査)に急激に増える。当時鍾路と清渓川周辺はソルロンタン家がぎっしりあった。「民衆の要求がダービーになり、朝鮮人の食性に適したソルロンタンは実に朝鮮料理系の覇王(1924年10月2日の毎日新報)」となる。

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/07/02/2015070202064.html

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