[バクジョンベの韓国料理の誕生]夏には冷遇を受けた肉... IMFの時から「国民肉」
バクジョンベ料理コラムニスト・「食べ物江山」著者
入力:2014.10.08 03:05
[8]三枚肉
1931年方信榮が書いた「朝鮮料理製法」(第6版)に出てくる「サンギョプサル(ペッパジ)腹につなぐ肉(豚肉の中で一番おいしい肉)」と呼ばれる詩は三枚肉の最も古い記録である。<写真>このように、三枚肉はサンギョプサルもしくは「三層猪肉(ジョユク)」と呼んだ。朝鮮料理製法には、豚肉を使った調理法で「ジョユクコギ(猪灸)」、「豚ゆで肉」が登場する。今のように味付けせずに火に直接焼いて食べるレシピはなかった。
三枚肉という言葉は、1959年に初めて新聞に登場する。本格的に外食になるのは、1970年代末からだ。「これまで雨後の筍のように酒屋街に増えた三枚肉家にも夏が始まり、人の足は目に見えてまばらになった。」(1979年8月25日東亜日報)韓国人たちは長い間、「夏の豚肉はよく食べてこそ元手」という信仰を持っていた。三枚肉のピークが夏の今とは明らかに異なっている。
三枚肉が大衆的な食べ物になったのには養豚業界のマーケティング戦略も一役買った。豚肉は、1980年代の初め、海外輸出が本格化されたが、脂肪の多い三枚肉は、外国人が嫌い輸出が不可能な下位部位であった。「養豚業界はこれと関連し豚肉の輸出に伴う欠損を補償するために、ベリー(belly・三枚肉)などの輸出余剰部位に対する促進でのお買い上げ備蓄などを強く要求している。」(1980年4月10日毎日経済)
三枚肉は、都市型食品であった。1981年4月24日毎日経済によると、都市居住者の83.3%が三枚肉を好む一方、農村では、8%程度と低かった。1980年代初頭に移り、三枚肉は、都市労働者に「焼酎とは切り離せないつまみ」(1981年9月23日京郷新聞)となる。1997年のIMF外国為替危機を経て牛肉よりも比較的安価だった三枚肉は「国民ユクゴギ」で登板する。
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2014/10/08/2014100800118.html
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