2017年1月19日木曜日

[バクジョンベの韓国料理の誕生]高麗時代に食べた「乾柿醍醐湯」... 代表正初の食品の一つ
[37]水正菓

バクジョンベ料理コラムニスト・「韓国料理の誕生」の著者
入力:2016.02.03 03:00

お正月にお雑煮だけ食べたわけではない。1939年「家庭之友」1月号「ほとんど朝鮮に共通する正初料理」記事には雑煮と餃子、薬食、水正果、シッケなどの5つのことを挙げている。このうち水正果とは、「朝鮮料理では、本格的な正初料理」(1937年12月23日付の東亜日報)にも言及されるほど正初であれば、必ず用意していた代表的な名節の食品であった。

水正果とは、私たちの伝統的な食べ物である正果の一種である。正果は、果物やショウガ、レンコン、ニンジン、人参などを砂糖や蜂蜜で煮つめて作った菓子類である。19世紀に筆写された「群學會騰」には、正果を水正果(水正果・飲み物形態の正果)と乾正果に分けて、水正果はまた乾枾水正果と雜果水正果に区分する。乾枾水正果は、今日、私たちが食べる干し柿で作った水正果だ。雜果水正果は柚子の水正果、花菜水正果、六月桃水正果、豆乙粥水正果、蟠桃水正果など様々な材料を使用する。

水正果を乾枾と雜果で分けたことから分かるように、秋の日差しに似た赤い熟柿をとって串に刺して乾燥させた乾枾や串に挟まずに平たく乾燥させた白枾は、水正果を代表する材料であった。水正果は使者を接待するとき(1644年9月13日「承政院日記」)はもちろん、祭壇と宮廷祭りに抜けることなく登場した珍しい食べ物であった。

韓国物産に関する様々な起源を記録した「海東竹枝(海東竹枝・1925年)」には、「ベクジェホ(白醍醐・白枾醍醐湯):昔の風俗で元の時代に高麗の女官が白枾を生姜を煮たのに漬けて蜂蜜を入れて白枾醍醐とした。今、家ごとに、これまで伝えてくる、これを水正果(水正果)とする」と書かれている。それだけ水正果をずいぶん前から食べてきたという話だ。

正初には、食べ過ぎやすい。胃もたれのする中を空けるために甘くて冷たい水正果一杯の後食は間違いない。

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2016/02/03/2016020300212.html

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