2017年1月18日水曜日

[バクジョンベの韓国料理の誕生】春の香りいっぱいの初八日時食... 19世紀から肉入れて食べて

バクジョンベ料理コラムニスト・「食べ物江山」著者
入力:2015.05.20 03:00

[21]セリのガンフェ


釈迦誕生日であれば古人はセリのガンフェを時食で食べた。佛家はもちろん、一般の人たちも肉や魚は食べずにヌティトク、豆炒め、セリのガンフェを食べた。ガンフェはスクフェ(熟鱠)の一種で、野菜を軽くゆでて食べることをいう。

昔からセリは春を代表する野菜であった。「春になると、太るセリで作成されたセリのガンフェを酢コチュジャンにぐっとつけて食べると、これは春を食べるでしょう」(1966年10月6日京郷新聞)というほどであった。高麗時代から芹田、すなわち、セリ畑運営するほどセリをたくさん食べた。ソウル東大門の外、特に往十里周辺は朝鮮時代の燕巖集にも記録が多数残っているほどせり畑で有名になった。「冬至新年氷がカンカン大人畑中でもセパラトケ芽が出たセリを掘り出すのは、ソウルが安易とは、その生新(新鮮)な味を見ないであろう。」(1929年9月27日別乾坤)

セリのガンフェのレシピが最初に記録された是議全書(是議全書・1877年推定)には、「セリを整えて沸騰したお湯でゆでて常套の形にドルル巻く。卵、石耳、唐辛子、胸肉をまま打って實柏を中央立て、他のチェチン材料を横に回しながらいろいろと立ててセリで巻く。皿に盛り、酢コチュジャンを添える」と出てくる。初八日時食だったセリのガンフェが19世紀の料理へと発展しつつユクゴギを入れるようになったのだ。

1884年に日本で発刊された韓国語辞典「交隣須知」(交隣須知・写真)は、「芹(せり)」という項目があり、「セリのガンフェはよろしい(良いのだ)」というハングル例文がついている。先人たちは「春セリ太り、あなた様に差し上げて」と詠んでセリを食べて、けだるい春を過ごした。

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/05/20/2015052000057.html

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